社員100人に
聞きました
登山未経験の私が
登山を好きになるまで。
仕事が趣味を教えてくれた。
40人全員、
誰も脱落しなかった富士登山。
元々競技ダンスで体を動かすのは好きでしたが、登山未経験だった私が登山チームに配属されて、3度目の添乗。ついに富士山に登ることになりました。通常、20〜30人程のツアー参加者が、その時はなんと約40人。その年で一番お客様の多い登山ツアーに、私が添乗することになったんです。例年、富士山のツアーはどうしてもリタイアする方も多いので、声かけや見守りを欠かさないよう自分でも意識しました。2泊3日の富士登山、1人も欠かすことなく全員が登頂できた時は、お客様とともに噛み締める達成感でいっぱいでした。
この経験を次に活かすために、どうして全員で登り切れたのだろう、と振り返ることがあります。もちろん、ガイドさんの協力もあります。お客様の普段からの体力トレーニングもあります。でも、一番大きな理由は、気持ちで一丸となれたことではないかと思うんです。一言でいうと、一体感です。全員が登れたのは、「このチームで一緒に登るんだ」という気持ちがあったから。普段の旅行では味わえない、お客様同士の協同から生まれる絆が登山の醍醐味です。「山登りはこれで最後かも」とおっしゃられるような高齢のお客様たちから、下山後に「楽しい登山だった」「小田さんが添乗員でよかった」「また一緒に登りたい」など、感謝とねぎらいの言葉をいただけた時、私も40人の一員になれたのだと実感できました。
景色、温泉、ビール…。
登山だから味わえる魅力があります。
今では休日にも同僚と一緒に、登山やハイキングに出かけるようになりました。インドアで、漫画とネットが趣味の私が、休日に山へ行くだなんて、思ってもいませんでした。これまで全然気にしてこなかった天気予報や観光地のニュースにも気を配るようになり、心も体もなんだか健康的になったような気がします。仕事も含めて、2週に1回は登山に行く生活を続けています。
登山の魅力は、なんといっても、非日常とリフレッシュ。都会の喧騒から離れ、自然の中に飛び込むことで、悩みも吹き飛ぶ。特に私が大好きなのは下山後の温泉とビール。景色や達成感を味わったからこそのご褒美。最高ですね。この魅力を多くの人に伝えて、共有したいから、今も登山チームで楽しく働けているのだと思います。
登山チームの奮闘は続く。
コロナ禍でこれまでのような旅行が難しくなってからは、登山チーム全体としての知見や経験の幅がさらに広がりました。複数の山を数回かけて登るシリーズツアーでは元々販売していたカリキュラムが維持できなくなり、安全の観点から最終回まで全て中止になる可能性もありました。お客様からは継続希望の声が強く、お客様をなんとか最終回まで連れて行ってさしあげたいという思いと、安全第一という基本姿勢の狭間で、調整を続けました。スケジュール変更、ガイドとの話し合い、お客様へのご案内…。最終的に新しいカリキュラムでシリーズを継続することができ、感謝の声を多数いただくことができました。
また、オンラインでのお客様との接点としてはクラブツーリズムPASSというサブスクサービスが生まれ、登山を学べる動画の企画や撮影、ライブ配信にも挑戦させていただきました。ライブ配信は硫黄岳の山荘と頂上を中継で繋ぎ、景色や山荘の情報をお送りするもので、私自身も山荘のレポーターとして現地から出演しました。今も登山は仕事で月に1回〜2回。毎日忙しくも新鮮なことばかり、やりがいのある充実した日々を送っています。
お気に入りの山グッズ
- 燕山荘手ぬぐい
- 北アルプス燕岳にある山小屋「燕山荘」の100周年記念の手ぬぐいです。2週連続で登ったのですが、2週連続で色違いをいただけたのが嬉しくて大切に保管しています。
- 剣山頂上ヒュッテTシャツ
- 徳島県の日本百名山、剣山頂上の山小屋で買ったTシャツです。初めて買った山グッズで、デザインがかわいくてつい。グッズを集めるきっかけになった思い出のTシャツです。
- 富士山の木札
- 2019年40人全員、誰も脱落しなかった思い出の富士登山ツアーに成功した際のグッズです。
-
経験も知識も足りない私。
どうすればヒット企画を作れる? -
第二のふるさと北海道と、
地域の人々のために。 -
理想の職場をデザインする。
その名もアソシエイツデザイナー。 -
企画の仕事も、
旅のようなものです。 -
クラブツーリズム株式会社。
またの名を、
子育て応援団と言います。 -
会社を出たから気づけたこと。
旅行商品の、
地域における意義と責任。 -
誰も経験のない
ゼロからイチの新しい挑戦。
だから楽しい。ワクワクする。 -
わからないから楽しい。
掘れば掘るほどおもしろい。
世界の秘境もスキルアップも。 -
富良野のラベンダー畑で朝食を。
新企画、当たりました。
売上3億円の大ヒット。 -
国籍や性別ではなく、
人として認めてくれる。
だから20年も好きなんだと思う。 -
2011年4月入社、
東北エリア担当。
涙と笑顔、お酒と絆。