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AYATO FURUSHOAYATO FURUSHO

国籍や性別ではなく、
人として認めてくれる。
だから20年も好きなんだと思う。

お客様にお手紙を書く、
社員の姿勢に心動かされた。

今だから言えることなのですが…1~2年で退職するつもりでした。留学先の日本から、母国である韓国へ帰るためです。「短い期間だけど、より良い社会人経験を日本で積みたいな」。通訳案内を勉強していた私は旅行業界を中心に就職活動を始めました。そして出会ったのがクラブツーリズムです。夕陽が差し込む部屋で、お客様にお礼のお手紙を書く先輩社員の、優しいまなざし。1998年、説明会で流れたプロモーションビデオのワンシーンを見て、会社の風土に心を動かされました。私もこんな仕事がしたい!と入社を決めました。

「韓国人として」ではなく
「1人の人」として向き合ってくれる環境

アジア旅行を長年担当してきた私ですが、実は韓国旅行を担当したことがありません。一度上司に、「韓国人の私は、韓国旅行を担当するものだと思っていました」と訊ねたことがありました。「趙さんを採用したのは韓国人だからじゃなくて、趙さん自身に魅力を感じたからだよ。だから他の社員と同じように、いろんな国に挑戦してほしいんだ」と上司。それを聞いて、ハッとしました。クラブツーリズムの人たちはみんな、私の「国籍」ではなく「人」を見て評価してくれているのだと、胸がじんわりと温かくなりました。確かに、仕事の場面でもそれを感じさせられるような出来事が多々あった。そして何より、仕事が楽しかった。1年で韓国に帰るはずだったのに、気がつけばもう勤続20年。自分でもびっくりです。

20年間、いろんな仕事に携わってきました。アジア旅行の企画や添乗。出向してカウンター業務の立ち上げ。入社7年目、オセアニアチームで初めてチーフに。北米やヨーロッパも担当した。クルーズ、アジア、アメリカ支店長にも挑戦した。最初は戸惑いながらも全部体当たりでやってきたけど、うちの会社は意欲さえあれば誰でも活躍できる会社なんだと実感した。今はこれまでの経験を生かして、若手の商品づくりのサポートや育成に携わっています。

「趙さんの企画だから、
このツアーに参加するのよ」

私のキャリアはトントン拍子だったわけではありません。実は入社したばかりの頃は人の目を見て話ができないほどの人見知りでした。会話をするときには、相手の靴下とお話をするような調子…。それでも、ツアーで30人のお客様をご案内しなきゃいけない!外国人だからお客様を「この人大丈夫かな?」と不安な気持ちにさせてしまうかもしれないじゃないですか。人見知りしてる場合ではないんですよね。うまくやろうとするとかえって緊張するので、一人ひとり丁寧に接して私のファンを作ろう!と目標を決めて取り組むことにしました。ツアー参加者の顔と名前は全部覚える。あの時のプロモーションビデオで見た先輩のように、心を込めて手紙を書く。しばらくすると、「趙さんの企画だから、ツアーに参加するの」と言ってくださるお客様が現れました。しかも、一人じゃない、何名も!お客様から頂いたお手紙の数々は、当時も今も、私の心の支えです。

八王子のお母さん、徳島のお母さん。
私の家族がたくさんいる国、日本。

旅の企画・添乗の仕事から離れても、当時のお客様とは今でも連絡を取り合っています。すっかり家族のような関係になっていて、「八王子のお母さん」「徳島のお母さん」なんて呼んでいます(笑)。余談ですが、八王子のお母さんが毎年クリスマスに送ってくれる手作りのシュトーレンは、絶品なんです。寒くなってくると、あの味が恋しくて待ち遠しくなる。「お母さん元気かな?」って顔が浮かぶ。人と人が出会って、つながって、人生が進んでいく。人見知りだった私が、仕事を通じて、仕事をこえた人とのつながりを築くことができるなんて、当時は想像すらしていませんでした。人生って、こうして前に進んでいくんだな。家族のようなあたたかい心で接してくださったみなさんに、感謝の気持ちでいっぱいです。

TOPICS

面白い企画を作るコツは?

好奇心を忘れない。
忘れられない仕事があります。2年目〜5年目まで企画に携わっていた「亜細亜見聞倶楽部」というアジアをより深く楽しめる、辺境の地へ訪れるオリジナルツアーです。初めは「アジアの美味しいものを食べに行く」ことをメインに据えていましたが、普通のアジア観光では物足りないお客様のニーズに合わせて行動の幅を拡大!道端で売っているドリアンを1つ買って参加者で分け合って食べてみたり、ラフレシアを探しに行ったことも。「ラフレシアの生息地まで300m」と行き先を示す看板には書いてあるのに、実際は1kmも距離があった!なんてハプニングでお客様と笑い合ったのも素敵な思い出です。そんな好奇心あふれるツアーも、クラブツーリズムは応援してくれました。
日常の景色の中にある「答え」を探す。
インターネットは便利ですが、「経験価値」を求めているお客様のニーズを知るには、やはり外に出て、体験してみることが一番だと思います。例えば、先日プライベートでプラネタリウムを見ました。夜空を模したスクリーンに投影される映像のオーロラを見るために、場内が満席になるほどの人がお金を払う。それならクラブツーリズムは、本物のオーロラを見る商品をもっと企画し販売した方がいいんじゃないのかな?と後輩に話しました。結果、お客様にも大好評でした。外に出て電車に乗って、駅を歩いてみるだけでもいい。アンテナを張れば、お客様のニーズの「答え」は日常のあらゆるところに落ちています。