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富良野のラベンダー畑で朝食を。
新企画、当たりました。売上3億円の大ヒット。

「ラベンダー畑を
貸し切らせてもらえませんか?」

知床、釧路、富良野などの北海道・道東エリアを担当しています。知床でヒグマと出会ったり、船から流氷を見たり、カニを味わったり。観光資源が豊かな北海道はネタに困ることはありません。しかし、それに頼るだけだと同業他社とおなじ。他にない企画の追求は僕らの仕事の生命線です。2016年の北海道新幹線開通で、この年のツアーは爆発的に売れました。翌年、この反動はかならずあるだろうと予測して、大きな目玉企画を欲していました。

現地に出張へ行き、視察を重ね、ヒントを探す日々。実は一つ温めていたアイデアがあり、ある社長に会った時に思い切って尋ねてみました。「御社のラベンダー畑を貸し切らせてもらえませんか?」と。富良野なんて黙っていても人がくる場所。相手にされなくて当然。だからダメ元の提案でした。ところが社長は「おもしろいね、いいですよ」と。

富良野のこだわりの朝ごはん、
準備に大苦戦。

僕が提案したのは「ラベンダー畑で朝ごはんを食べよう」というツアー。富良野メロン、富良野産の小麦で作ったパン、地元で採れた新鮮野菜や牛乳など、こだわりの朝ごはんと富良野の自然を堪能できるオリジナル企画です。企画だけではなく実現に結びつけるのも僕の仕事。地元のパン屋さんに早朝に200人分のパンを配達していただけるか交渉したり、天気が悪い日の対応策を考えたり、地道に準備する日々。

ツアーが始まったのにラベンダーが咲いていなかったり、後半は気温が上がりすぎて朝ごはんどころじゃなくなってしまったり。いろんなトラブルを乗り越える毎日でしたが、終わってみると総動員数3,000人。売上は3億円に迫る額に。

ボロボロだったデビュー作を
振り返って思うこと。

実は、最初に企画を任せてもらった時、全然売れなかったんです。おまけに天気も悪くて、ほんとボロボロでした。どんな企画を作れば売れるのか全くわからず、頑張っても頑張っても平凡な企画しか作れなかった。でも、新しいことやってみよう何かを少しだけでも変えてみようと、小さな挑戦と失敗を繰り返すなかで、少しずつ手応えを感じるようになってきました。

しかし、過去の成功にすがっていてはいけない。過去に縛られていると、すぐに飽きられる。成功を捨てて、ゼロになること。そうすると、また新しいことを考えられる。だから、この仕事は楽しいのだと思います。

TOPICS

企画をつくるうえでの
ポリシーはなんですか?

自分が面白いか、親を連れていきたいか
月並みですけど、自分がおもしろいと思えるか、親を連れていきたいか、という2つの視点を持つこと。自分が面白いと思っても、シニア層には全然ウケないということもあるので、親のことを考えるのは大事ですね。
関係性を大切にする
一人ではできなかった企画ばかりです。取引先の方や同僚など、いろんな人といい関係性をつくること、コミュニケーションを積み重ねること。いい旅をつくる必須条件だと思います。
プライベートを楽しむ
テントを担いで山に登り、深夜に起きて夜空の星を眺める時間が至福の時。星を見るなら、あったかいコーヒーを飲みたい。シュラフを準備してゴロンと寝転がりたい。プライベートの時間に感じたことから、「大雪山朝日岳のロープーウェイで星を見るのはどうかな?夜間は動いていないから動かしてもらえないかな?」などと企画を考えたりします。
イメージをふくらませる
ロマンチックな企画を作るねと言っていただくことがあります。たとえば、流星群がやってくるなら、夜間に知床の船を貸し切って海上の世界遺産登録スポットから見るのはどうかな、照明を消して真っ暗な中で見るのもいいな、とか。イメージを膨らませて想像します。
ゆるい空気でブレストをする
できる!と手応えを感じるのはみんなで会議している時です。「知床の観光船おーろら、貸し切れないかな?」といった感じのゆるいブレストが好きです。まじめな顔で楽しい商品なんか作れないように思います。